活動報告(2008年度)

第1回 2008年1月21日(月)午後4:00〜6:00

今後の方向性、研究の手法について検討

第2回 2008年2月14日(木)午後6:00〜8:30 勉強会

会議風景『持続可能な都市自治体づくりのためのガイドブック?「オルボー憲章」「オルボー誓約」』(公人の友社刊)をテキストにした、研究会メンバー白石克孝氏による講義と質疑応答。

当プロジェクトの目的、今後のすすめかたを確認・共有。

当研究会の名称は「サスティナビリティ研究会」となった。

第3回 2008年4月10日(木)午後7:00〜9:00

参加者(敬称略)

植田和弘(京都大学)、白石克孝(龍谷大学)、松下和夫(京都大学)、谷川毅(きんき環境館)、千葉知世(京都大学・環境市民)、東広之(京都大学・環境市民)、すぎ本育生(環境市民)、下村委津子(環境市民)、風岡宗人(環境市民)、大西康史(未来の子)

議題

  1. 前回までのふりかえり
  2. 環境首都コンテストから見えてきた、持続可能な地域社会を創る課題もしくは視点の提案
  3. 環境首都コンテストの情報共有・分析「A ローカルアジェンダ21・環境基本条例・環境基本計画」
  4. モデル自治体の選定について
  5. 今後の大まかなスケジュールについて

第4回 2008年7月16日(水)午後2:00〜4:00

参加者(敬称略)

松下和夫(京都大学)、横木直子(京都大学)、千葉知世(京都大学・環境市民)、すぎ本育生(環境市民)、下村委津子(同左)、風岡宗人(同左)、大西康史(未来の子)

議題

  1. 前回会議のふりかえり
  2. 松下和夫氏によるミニレクチャー「エコロジカル・シチズンシップを考える」(要旨、下記)
  3. 環境首都を目指す自治体 全国フォーラムin飯田に向けて
  4. モデル自治体について
  5. 今後のスケジュール及び開催形態について

松下和夫氏によるミニレクチャー「エコロジカル・シチズンシップを考える」(要旨)

  1. エコロジカル・シチズンシップについて
    • シチズンシップとは「一定の義務や責任を果たすことで得られる権利(市民権)」を表す。気候変動等の課題に対しても、この概念のもと、各主体は環境財を消費し得てきた権利(恩恵)に相応する責任を果たすことが求められる。(エコロジカル・シチズンシップ)
    • グローバリゼーションにより、恩恵や被害の地域間格差は広がっている。気候変動は、この地域間格差、非対称性が顕著に現れた現象であり、気候 変動に対する先進国と途上国の責任の違い(共通だが差異ある責任)や(日本では“全員が(一律に)加害者であり被害者である”とよく言われるが)各主体が 果たすべき責任等を論じるにあたっては、各主体が環境財を消費し得てきた恩恵の差異に応じたものが求められるであろう。
    • 責任や義務の違いについて論じるにあたっては、エコロジカル・フットプリント等を活用し、地域間、世代間の格差を明らかとすべきであろう。エコロジカル・シチズンシップによる持続可能な社会の構築について
  2. エコロジカル・シチズンシップによる持続可能な社会の構築について
    • 持続可能な社会の構築も、エコロジカル・シチズンシップのもとで、市民が果たすべき義務、責任として、求められる。
    • エコロジカル・シチズンシップのもと、市民は、自らの行動を環境配慮型に変えていくことはもちろん、選挙権、グリーンコンシューマー活動、エコファンド等を通じて、持続可能な社会づくり及びその仕組みづくりの促進役を担う責任があるだろう。

第5回 2008年8月6日(水)午前10:00〜12:00

参加者(敬称略)

植田(京都大学)、白石(龍谷大学)、早瀬(大阪ボランティア協会)、平田(環境市民 東海事務所(環境首都コンテストB担当))、吉橋(未来の子(環境首都コンテストC担当))、横木(京都大学)、佐藤(京都大学・環境市民)、すぎ本(環境市民)、下村(同左)、風岡(同左)、福本(環境市民インターン)、小林(環境市民・損保ジャパン奨学生)、大西(未来の子)

議題

前回までのふりかえり
環境首都コンテストの情報共有・分析「B 環境マネジメントシステム」
同「C 住民とともにチェックする仕組み・情報公開」
モデル自治体について
今後のスケジュールについて

第6回 2008年8月19日(火)午後6:30〜9:00

参加者(敬称略)

白石(龍谷大学)、松下(京都大学)、すぎ本(環境市民)、下村(同左)、風岡(同左)、福本(環境市民インターン)、大西(未来の子)

議題

クオリティシティとしての環境問題 ドイツ・エアランゲンを例に
(講師:ジャーナリスト 高松平藏氏)

要旨

クオリティ・シティ エアランゲン

エアランゲン市は、社会・公共を高め、街全体の質を高めることを重視している。
  • エアランゲン市(人口10万人・バイエルン州/89・91年環境首都)は、環境だけでなく、街の質を高めることを重視してきた(環境対策も、街の質を高めるために実施してきた)。
  • この街の質を高めるときに、大きな役割を果たしているのが「社会」という概念である。

クオリティ・シティとは・・・

  • (質の高い)クオリティ・シティとは、アイデンティティがあり、街の中に全てが連関性をもって存在する街、そして、そのための公共を担う中間層が充実している街である。
  • クオリティ・シティには、街の中に全ての要素(政治、経済、文化、教育、福祉、…)があることが求められる。この背景には、かつて街は城壁に囲まれた人工空間であり、何でも求められたこと(が原風景として存在していること)が大きく影響している。
  • 日本との違いは、これらの要素の連関性、そして、そのための公共を担う(街の質を高める)中間層(=社会(広場、地元紙、NPO、オープンドア等))の存在である。

日本(日本で活動するNPO)への提言

  • クオリティ・シティ構築のような、街や社会のあり方を捉えた取り組みが求められる。また、行政や企業が、NPOのパートナーとして関われるようになることが重要である。
  • ドイツでは、環境問題は、街や社会(の構造・あり方)の問題として収斂される傾向が強い。これに対し、日本では、街や社会から離れたものとなりがち(結果、標語による啓発等になりがち)であり、この部分を意識した取り組みを進めることが求められる。
  • ドイツでは、自治体とNPOが、街の質をどのように高めていくかを、ともに協力して進めていくパートナーとして位置づけられる。日本でもこのような関係が求められる。

第7回 2008年9月8日(月)午後6:30〜8:30

参加者(敬称略)

植田(京都大学)、白石(龍谷大学)、早瀬(大阪ボランティア協会)、谷川(きんき環境館)、佐藤(京都大学・環境市民)、すぎ本(環境市民)、風岡(環境市民)、大西(未来の子)

議題

  1. 前回までのふりかえり
  2. 環境首都コンテストの情報共有・分析「E 自治体との交流」
  3. モデル自治体について
  4. 今後のスケジュールについて

第8回 2008年10月21日(月)午前10:00〜12:00

参加者(敬称略)

白石(龍谷大学)、松下(京都大学)、すぎ本(環境市民)、下村(環境市民)、風岡(環境市民)、大西(未来の子)、佐藤(京都大学・環境市民)、千葉(京都大学・環境市民)、舩越(龍谷大学・環境市民)、清水(龍谷大学・環境市民)

議題

  1. 前回のふりかえり
  2. 環境首都コンテストの情報共有・分析「D 自治体内部における環境基本行動」「G 住民のエンパワーメントとパートナーシップ」
  3. モデル自治体について(公募要件の検討)

第9回 2008年12月9日(火)午前10:00〜12:00

参加者(敬称略)

松下(京都大学)、すぎ本(環境市民)、風岡(環境市民)、大西(未来の子)、佐藤(京都大学・環境市民)

議題

  1. 前回のふりかえり
  2. 環境首都コンテストの情報共有・分析「H 環境学習」
  3. モデル自治体について(公募要件の検討)

第10回 2008年12月26日(金)午後3:00〜5:00

参加者(敬称略)

吉積(京都大学・講師)、白石(龍谷大学)、堀(京都大学)、すぎ本(環境市民)、下村(環境市民)、風岡(環境市民)、佐藤(京都大学・環境市民)、千葉(京都大学・環境市民)、舩越(龍谷大学・環境市民)、大西(未来の子)

議題

  1. 前回までのふりかえり
  2. ミニレクチャー「持続可能性指標について」
  3. 人材の戦略的流動化としての、地方公共人材開発機構について

第11回 2009年1月22日(木)午後6:30〜8:30

参加者(敬称略)

白石(龍谷大学)、松下(京都大学)、清水(龍谷大学)、すぎ本(環境市民)、下村(環境市民)、佐藤(京都大学・環境市民)、舩越(龍谷大学・環境市民)、大西(未来の子)

議題

  1. 前回までのふりかえり
  2. 今後の方向性とスケジュールについて
  3. 人材の戦略的流動化としての、地方公共人材開発機構について
  4. 日本版オルボー憲章について
独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて製作しました
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