持続可能な地域社会づくり モデル自治体共同調査研究プロジェクト(2006年度)

一昨年、昨年に引き続き、本年度も多治見市職員とネットワークメンバーで、環境首都コンテスト等により得られた国内自治体の先進的取り組みを踏まえた多治見市の課題の洗い出しの学習会を開催し、一通り終了しました。

各回の概要

学習会 第1回(通算第9回) 2006年6月14日

参加者

ネットワーク側:4人 多治見市:7人

内容

(1)コンテストの結果分析と提案
  • エコロジカルな交通政策

    自動車の利用抑制と歩行者の保護、自転車振興についても、施策をきちんと計画に位置づけ実施していく必要がある。

  • 環境に配慮した産業(工業)

    全国的にも法令遵守レベルがほとんどで、それ以上環境保全の取り組みはほとんどない中、多治見市としても、全庁的な環境配慮の共通認識づくりとステークホルダーの参画を通して環境配慮型工業を推進していく必要がある。

学習会 第2回(通算第10回) 2006年7月19日

参加者

ネットワーク側:4人 多治見市:3人

内容

(1)コンテストの結果分析と提案
  • 環境に配慮した産業(商業)

    商店街を環境に配慮したライフスタイルの情報発信基地、コミュニティビジネス育成の核と位置づけ、政策形成ヒアリングできっちりとチェックして進めていく必要がある。

職員研修

これまで行ってきた学習会の成果をまとめ、多治見市の管理職職員向けの研修を実施した。

研修テーマ:「環境首都コンテスト結果から見る多治見市の現状と今後の展望」
対象者:管理職全員、本庁舎及び笠原庁舎の各課職員から一人(副主幹又は総括主査級)、希望する職員

住民参加による会議 第1回 2007年3月23日

これまで開催してきた環境首都コンテストを用いた環境施策分析と提案が一通り終了した。今後具体的な課題整理を行っていくが、本プロジェクトの最終提案が実効性あるものとして地域で実現されていくため、住民参加で第1回会議を開催した。

参加者

ネットワーク側:2人 多治見市:8人 住民委員:6人

次第

  1. 日本の環境首都コンテストおよび持続可能なモデル自治体調査研究プロジェクトの目的および概要説明
  2. 日本の環境首都コンテストの結果から見る多治見市環境施策の長所、課題等説明
  3. 多治見市の総合的な環境施策推進の仕組み説明
  4. 国内自治体の先進事例紹介
  5. 意見交換

今後の展開

来年度以降、この勉強会の成果のまとめ・分析とともに、勉強会で得られた成果をもとに、公開を原則としたワークショップ等の開催、改善点や取り組むべき政策、活動課題、住民参画手法の具体化、政策、活動をすすめるための戦略構築を議論、検討していきます。

2008年度末を目標に、「持続可能なまちづくりへ向けた最終報告書(持続可能な地域社会の形成に向けた提案書)」等としてまとめ、モデル自治体(多治見市)の現況にあわせた具体的な将来像、ビジョン、そこに至るプロセスとともに、持続可能な地域社会をつくるための日本の環境首都の条件、道筋等、広く一般的に活用できる内容を社会に発信していく予定です。

独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて製作しました
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