第23回 内子町

町並み、村並み、山並みが美しい、持続的に発展するまちを目指してまちづくりに励んでいる内子町。まちづくりの発端ともいえる町並保存運動が展開された八日市・護国地区の町並みは、江戸時代後期から明治時代にかけ、和紙や木蝋の生産拠点として栄えた当時の面影が、今も色濃く残っています。伝統的な造りの町家や豪商の屋敷などが、ほぼ建築当時の姿のまま軒を連ねる中、通りを行きかう観光客と地元の学生が元気にあいさつを交わす風景は、心なごみます。

内子町の町並みが全国各地に点在する町並みと一味違うのは、そこから少し離れた村並みに魅力を見出したところ。町並みを支えていた周辺の農山村の魅力にいち早く着目し、豊かな自然環境を保全しながら農村での暮らしを守っていく取り組みは、町外からの多くの移住者を迎えるまでに成長しています。

内子町ではバイオマスタウンを目指し、バイオマス燃料製造や公共施設等へのバイオマス燃料機器の導入など、官民が協働して積極的な取り組みをおこなっています。今後はさらに地域に根付いたバイオマス利用を進めるため、 山並保存運動と連携しながら施策を展開していきます。

“キラリと光るエコロジータウン内子”を体感しに、ぜひ内子町へお越しください。

独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて製作しました
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